成年後見制度とは

■ 成年後見制度の概略


  高齢になるにつれ、これまで自分でできていたことができなくなるということは誰にでも起こり得ることです。
 特に認知症や脳梗塞などにより判断能力が衰えてしまうと、不動産や預貯金などの財産を管理したり、介護サービスや施設への入所に関する契約を結んだりすることが難しくなり、また悪徳業者にだまされ大事な財産を失ってしまうような危険もあって、自分らしいゆとりのある老後を送ることが出来なくなってしまいます。 このような判断能力が不十分な方々を保護し、支援してもらう制度、それが成年後見制度です。

 

 

■ こんな場合に成年後見制度を利用することで解決できます。


 

 認知症の母を施設や老人ホームに入所させたいのですが、認知症の母を契約当事者にできないと言われました。どうすればいいのでしょうか?

 老人施設に入っている叔母の費用を今まで立て替えて払ってきましたが、長期になると高額になるので、叔母の預金から支払うようにしたいと思います。何か方法はありますか?

 遠方に体が不自由な父が一人で暮らしていますが、仕事があるのでなかなか行けません。先日、父が「預貯金の引き出しをヘルパーに頼んだら断られた」と電話してきました。どうすればいいの?

 認知症の父親名義の自宅を売って、そのお金を介護費用に充てようと考えていますが、不動産屋さんが「認知症の人が売主では売却できない」と言ってきました。売却できる方法はありますか?

 私は75歳で、夫は80歳です。私の死後、認知症の夫の財産管理やホームに入所するときの契約などはどうしたらいいでしょうか?

 遠方に一人で住んでいる母が、訪問販売で200万円の布団を買わされてしまったようです。今後のことも含め、何かいい方法はありますか?
 今、自分は元気でしっかりと一人暮らしをしています。しかし、近くに親戚も親友もいません。将来、自分が認知症になったらどうしたらいいですか?
 近々、自分は老人ホームに入る予定になっていますが、知的障害のある子がいて、自分が死んだ後の子供の将来が心配です。いい方法はありますか?

 

 

■ 成年後見制度の種類について


 ひとくちに成年後見制度といっても、対象者の判断能力の度合いにより、いくつかの種類に分かれており、この制度を利用することにより、対象者に最適な代理人(成年後見人や保佐人など)が付されることになります。なお、この代理人の権限の範囲は、下の図にあるように、各代理人によって異なってきます。

 

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